【内覧⑧】内覧中に子供をほったらかし!!非常識な迷惑内覧者がやってきた

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とげまるこ

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幸先不安な内覧のはじまり

前回の6組目の内覧と同日の、午後から行われることになった今回の内覧。
前回の内覧はこちら⇩

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内覧者は30代前半のご夫婦と4歳の男の子と2歳の女の子の4人家族とのこと。
岡田さん紹介のお客様でした。

約束の時間になると、
なにやらわが家の庭が騒がしい・・・

『もしや道路族が敷地に入ってきて遊んでいるのか!?』
なんて思い、焦って外の様子を見ると、
岡田さんと、おそらく内覧者であろう一家の姿が。

上の男の子は、庭に置いてあるホースリールにまたがって座っており、下の子と騒ぎながらじゃれあっている。
ご夫婦はそれを気にも留めない感じで大声で何か話している・・・

まだ対面してもいないのに、大きな不安と嫌な予感がしました。
そしてその嫌な予感は的中します。

ここは託児所じゃない!子供の面倒はちゃんとして!!

チャイムが鳴ったので、不安なままご対面。

いつも通り
「本日はよろしくお願いします。どうぞ入ってください。」
と笑顔で迎えました。

これまでの内覧者なら、
この場面で、
「お邪魔します」や「よろしくお願いします」などの一言があり、
軽く会釈をして家に入ってくれていましたが、
このご夫婦は違いました。

ご主人も奥さまも会釈や挨拶もなく、
スンとした表情で、
私の目の前を素通りして家の中へ入っていきました。

さっきまで、わが家の庭で元気な声で話していた二人が嘘のようでした。

暴れまわる子供たち

少々面を食らいましたが、
気を取り直して内覧開始!と思った矢先、
子供たち2人はさっさとリビングの方へ走っていきます。

さすがに、夫婦二人で来ているのだから、
どっちかが子どもの面倒を見るだろうと思っていたら、
夫婦は優雅に玄関周りの見学。
子ども二人が目の届く範囲にいなくなっても、何も気に留めていない様子でした。

子供2人だけをリビングで自由にさせとくのは気が気じゃなかったので、
玄関の案内は岡田さんに任せて私はリビングに行くことに。

リビングを見ると、
既に子供たちは他人の家にきてテンションMAXなのか、
ソファに飛びのりぴょんぴょん跳ねたり、
追いかけっこが始まったり、
イライラ・ハラハラしながら二人の面倒を見ていると、
数分経ってようやく夫婦がリビングに登場。

親がリビングに来たのを確認するや否や、
なぜかさらにテンションが上がった上の男の子が床に転がって大はしゃぎ。
床の上で平泳ぎをしながら、リビングテーブルの脚やテレビ台を蹴ります。

すぐそばにいた嫁、さすがにこれは注意するだろうと思っていましたが、
平泳ぎする息子をスルーしてキッチンの方へ・・・(怒らんかーい。)

そのとき親父の方は何をしているかというと、
リビングの窓を開けて日当たりチェック。

子供がよその家で何をしても注意しない夫婦。(というか何しようが気にしてない。)
岡田さんもさすがにいけないと思ったのか、
子供を軽く注意しますが夫婦には全く響いていません。

夫婦がゆっくり1階を見ている間に、
子どもたち2人は2階へ駆けあがっていきます。

2階には大切な書類やパソコン機器が置いてますから、
何かされたら困ります。
私もすかさず追いかけました。

急いで階段をかけあげると、
私が飾っていたスヌーピーをぶん投げて遊んでいました。
その間も夫婦は優雅に1階の水回りを見学し、ワイワイと話しています。

夫婦が2階にようやく来たと思ったら、
これまたテンションが爆上がりした上の子がいきなり、わが家のベッドにダイブ!(たぶん親に構って欲しかったんでしょうね。)
ゴロンと寝転がりそのままローリング!
それを目の当たりにしても夫婦どちらも反応せず、
岡田さんが慌てて止めに入る始末。

そしてまた、
夫婦が2階を見始めた頃には子供たち2人はまた1階で鬼ごっこ。(上の子は母親に追いかけてほしそうにしてた)
騒ぐ子どもたちより、子供をほったらかしな夫婦に憤りを覚えたまま内覧は終盤へ。

散々暴れ尽くして子供は疲れたのか、
「ママ、YOUTUBE見る。」
といって、嫁の携帯をもらうと二人とも床に寝転がってyoutubeを見始め、静かになりました。

地獄の質問タイム

一通り見終わったし、「早く帰ってくれ…」なんて思ってたら、
最後に魔の質問タイムが・・・。

男親「この家は総額いくらで建てたんですか?」
私「(そんなストレートに金額のことを聞かれたの初めてなので戸惑いましたが)大体外構も含めて総額○○円くらいですかね…」

男親「引き渡しの時は、エアコン、照明、家具、家電も残していきますか?」
私「(んなわけあるか。家売って心中するとでも思っとんかい)いやぁ、希望であればエアコンとかは残せますけど、家具は無理ですね。」

男親「僕らまだ時間に猶予があって、1年後に購入するのでキープしてもらうことできますかね?」
岡田さん・私「それはさすがに・・」

男親「ここの家の証明書や登記もろもろ、全部今見せてもらえますか?それを確認しないと、僕らも買う気はないんで。(なぜか急に威張った感じになった)
私「(いいよ買ってくれなくて)・・・・」
岡田さん「それは購入希望の申込があってからなので、今の段階でご準備はしてもらってはないので(汗」

男親のめちゃくちゃな質問が終わったと思ったら、
女親の方も何か質問しとこうと思ったのか、

女親「引き渡しの時は、エアコンとか照明とか家具とか全部置いていってくれるんですか?」
私「・・・(えっ聞いてなかった!?さっき隣のアホウが横で同じ質問してたけど)」
と思いながらも、もう一度全く同じ回答をしました。

何回も聞けば答え変わると思ったのかな・・・。

やっと、迷惑内覧者を帰す(帰りももちろん夫婦ともに挨拶なし会釈なし目も合わせない)
岡田さんがとんぼ返りにわが家に戻ってきて、猛烈に謝られました。
「あんなに非常識な人は今まででやってきて初めてでした。すみませんでした。」と。

いくら手放そうと思った家でも、
一生懸命建てた家、こんな家族に買ってもらいたくない。
買ってくれなくていい。
という気持ちに初めてなりました。
まぁ、道路族たちにはお似合いの内覧者だったかもしれません。

ほんとにとんでもない内覧者でした。
※中盤から、内覧者の呼び方が七変化して読みづらく、申し訳ございませんでした。

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