長谷川さんからの一方的な電話にたじたじ
長谷川さんの思いもよらない行動により、
最初に購入意思を見せてくれた前田さん一家(岡田さんのお客様)より先に、後藤さん一家の購入申込書がわが家の元へ届いてしまいました。
前回のお話を見ていない方はこちらをチェックしてね⇩
長谷川さんからは、
「申込書を先に書いたほうに購入の権利がある!」
「後藤さん一家が優先されるべき!」
「後藤さん一家は満額で購入すると言っているのにこちらに決めていただけない理由がありますか?」
といった感じで一方的に詰められ、
私がYESを出すまで、電話を切らせてくれない勢いでした。
しかし、申込みが重なった場合の優先順位がどうあるべきか私は知らなかったし、
岡田さんにも一度、今の状況を伝えたい。
なんとか長谷川さんを振り切り、
一度岡田さんに電話をかけることにしました。
同時申込みの優先順位とは
すぐに岡田さんに電話をし、事の顛末を説明しました。
すると、長谷川さんとは対称的に、岡田さんの返事はこうでした。
一般的には購入の申込みが早かった人を優先するケースが多いんですが、法律による規定があるわけではないんです。
前田さん一家は内覧してすぐに、○○様(私)の家を購入する決断をされました。
一目惚れしましたとおっしゃっていました。
今回、購入希望者が出たことを長谷川さんに伝えるのが一日でも遅かったら、
絶対に前田さん一家の購入申込書の方が先にそちらに届いたと思うんです。
強制することはできないんですが、ぜひ前田さん一家とお話を進めていただきたいです。
まだ、こちらの申込書を送ってないので不安に思われるでしょうから、
前田さん一家には今から事情を話してすぐに申込書を書いてもらいます。
夕方頃にはお届けしますので、両者の購入条件もちゃんと確認した上で選ばれてもいいと思います。
こちらも満額申し込みで、ローン審査もおそらく問題ないかと思います。
私としては、先に購入を決意された前田さん一家を優先していただきたいですが…
ほぼ同時申込みになりますし、○○様(私)にとって条件が良いほうを選ばれると良いかと思います。」
電話の内容はだいたいこんな感じでした。
岡田さんの言われた通り、とりあえず前田さん一家の購入申込書がくるのを待つことにしました。
わが家が選んだ購入希望者は・・・
夕方頃、岡田さんから、前田さん一家の購入申込書を受け取りました。
前田さん一家も後藤さん一家も満額での購入希望で、
頭金(手付金)は後藤さん一家の方が多いようでしたが、どちらも住宅ローンを組む予定のようです。
そして、どちらもおそらくローン審査は大丈夫そう。
契約日や引き渡し日も、どちらも売主の都合に合わせますといった内容で、売買の条件はほぼ同じ。
内覧時の様子も、二組とも感じの良い方で、全く優劣は付けられない状況でした。
なので、
・最初に購入することを決意してくれたということ。
・長谷川さんの強引な猛プッシュに若干ひいたこと。
を理由に、
わが家は前田さん一家と契約の話を進めていくことに決めたのです。
これでようやく、一段落ついたと思っていたわが家の売却活動は、
この後もまだ二転三転するのでした・・・