前田さん一家を選んだ後悔と今後の不安
嫌な予感は見事に的中し、
再内覧を終えた後に契約日の延長をお願いされたわが家。
前回のお話はこちら⇩
契約自体を断られるという最悪の事態は免れたものの、
契約日を延長したいということは、購入に二の足を踏んでいるに違いありません。
そうなると、1週間待って結局断られてしまう可能性も大いに考えられます。
このままでは、
また一から売却活動をやり直さなければならないかもしれない
ということに、不安と焦りでいっぱいになりました。
内覧の対応は、時間も心も思った以上に削られます。
回数を重ねるたびに、
“このままずっと売れなかったらどうしよう・・・”
という不安は強くなり、
そんな精神状態の中、道路族が相変わらず繰り広げる道路遊びや井戸端会議を見ることは、今まで以上にストレスになっていました。
しかし、
「ここを乗り越えたら道路族とおさらばできるんだ!!」
という一心でひたすら突き進んで、ようやくここまで来たのです。
ここで振り出しに戻ってしまったら、もうこれ以上頑張れる気がしませんでした。
このとき私は深く後悔しました。
『こんなことなら、後藤さん一家を選んでおけば良かった!』と。
このままでは終われない!わが家の決断
わが家はこのまま、
延期された契約予定日を呑気に待っていていいものか…と考えました。
というのも、
わが家が前田さん一家を選んだあとも、
後藤さん一家は申し込みを取り下げず、「2番手として待ちます」と言ってくれていたのです。
このまま前田さん一家が契約してくれることをひたすら願うよりも、
後藤さん一家と話を進めた方がいいのではないかと思いました。
しかしながら、
後藤さん一家が2番手として待つと言ってくれた日から、もう3週間が経とうとしていました。
いくら”待つ”と言ってくれていたとしても、
いつまでも”わが家を買いたい”と思ってくれている保障なんてありません。
この3週間で、他に気に入った物件を見つけているかもしれませんし、
そうでなくても、わが家への関心が薄れて購入意欲がなくなっているかもしれません。
それでも、
もしかしたらまだ後藤さん一家に購入の意思が残っている可能性もあります。
とにかく一日でも早く、
後藤さん一家に今の状況や心境を打診してみるべきだと思いました。
後藤さん一家の心境はいかに!?
そうと決まればすぐに、長谷川さんに連絡です。
今の状況を細かく伝え、後藤さん一家はまだ購入の意思があるのか確認をとりました。
長谷川さん曰く、
その後も後藤さん一家は、建売や築浅物件を見て回っているが、好みの物件には出会えていないとのこと。
そして幸運にも、後藤さん一家の購入の意思は変わっていないとのことでした。
後藤さん一家の心境が分かったところで、
わが家は前田さん一家に、以下の条件を提示しました。
購入の意思は本当にあるのか、今日中に教えてください。
もしあるのであれば、契約は本来予定していた契約日(この日から2日後)にお願いします。
購入の意思が固まっていないのであれば、今回はご縁がなかったということで、2番手の方と話を進めさせていただきます。
前田さん一家の意向を、一週間後の延期された契約日までとりあえず待つことも考えましたが、
不動産売買はタイミング的なものがとても大きいとよく聞きます。
その1週間を待ったがために”後藤さん一家の気が変わってしまう”ことは大いにあり得ると思いました。
だからわが家は、前田さん一家に上記のような決断を迫ることにしたのです。