わが家はブログタイトルの通り、
近隣に住む道路族が嫌になり、建てて2年に満たないマイホームを売却しました。
売却活動は約3か月に及び、
内覧者数8組で、内覧回数9回を経て無事に家を売却することが出来ました。
今回は、
そんなわが家が
内覧の際に内覧者から実際に聞かれた質問をまとめてみました。
これから築浅のマイホームを売却する予定がある方には、参考になるかもしれません。
内覧者から実際に聞かれた質問一覧まとめ
1.住環境に関する質問
①近所の子どもたちの性別や年齢層は?
これが一番多く聞かれた質問でした。
わが家に内覧に来てくれた方のほとんどが小さな子供がいるご家族だったこともあり、
自分の子どもが近隣の子どもたちと馴染めるかを気にされていたように思います。
「うちの子と同じ歳くらいの子はどのくらいいますか?」
「男の子(女の子)はどのくらいいますか?」
という質問は、
子どもがいる内覧者のほとんどから聞かれました。
②町内会はどんな感じ?
これも比較的多かった質問です。
町内会の活動頻度、活動内容(ゴミ当番だったり役員が回ってくる頻度だったり)、町内会費や雰囲気、
入ってない人はどのくらいいるか等々、
「できれば町内会に入りたくない…」と思っているであろう内覧者からは、割と熱心に質問されました。
③ゴミ捨て場はどこ?
この質問は、町内会絡みの質問からの流れで聞かれることが多かったです。
わが家はゴミ捨て場から比較的遠かったのですが、
特段嫌がられることも喜ばれることもなく、みなさん「ふーん」といった表情でしたね。
④近くのスーパーを教えて!
これは、雑談の延長というか、ラフな感じで2組ほどから聞かれた質問です。
「近くだと、どこのスーパーがおすすめですか?」とか、
「普段はどこでお買い物していますか?」みたいな感じです。
意外と土地勘がない人も来たりするので、近くの商業施設やスーパー、日用品を買っているお店を教えてあげられると良いかもしれません。
2.家の性能に関する質問
①光熱費はいくら?
夏(7-9月くらい)と冬(12-2月くらい)の電気代はいくらかといった質問もありました。
口座引き落としをしていたわが家は、いくら引かれているのかをあまり気にしたことがなく、
「大体このくらいだったかな・・・?」で回答したのですが、
後日明細を確認してみたら回答した金額より実際は全然安くて、
適当に回答したことをめちゃくちゃ後悔しました。
こういった質問の回答次第でも、内覧者の購入意欲が左右される可能性は十分にあるはずですので、
内覧時にはいつでも回答できるように、きちんと電気代は把握しておいた方がいいと思います。
②太陽光発電の売電額はいくら?
実は、光熱費がいくらかといった質問よりもこの質問の方が多かったです。
わが家はわずかながら4kWhの太陽光パネルをのせていました。
最近では太陽光をのせている家なんてさほど珍しくもありませんが、
売電価格がどのくらいなのか気になる方は結構多いみたいです。
③家の総額費用は?
聞いてきたのは一組だけでしたが、
とりあえず、およその額を伝えました。
あまりストレートに聞いてくる人はいないように思います。
④建築会社はどこ?
年配の方だったり、
家の内覧経験がかなりある方、
注文住宅も視野に入れて家探しをしている方なんかは、この質問をしてきた印象です。
わが家を建ててくれた会社は、
大手ハウスメーカーのような全国的に有名なところではなかったのですが、
県内では名が知れている昔からある工務店だったので、
「あぁ!あそこなら安心ですね」といった反応をしてもらえました。
⑤耐震等級はどのくらい?
地震の倒壊などを懸念して、「耐震等級はいくつですか?」と質問された方は8組中2組でした。
この2組という数、私個人の感想としては、「意外と気にする人少ないんだな」と思ったのですがどうでしょうか。
わが家は、『耐震等級3』であることが数少ないアピールポイントのひとつでしたので(笑)、
あまりそこに触れられなかったことは少し残念ではありました。
こういう家の性能関係の話で言えば、
最近だと、高気密高断熱もかなり重要視されてきているので、
「UA値は?」「C値は?」なんて質問も来るのかな…と構えてはいたのですが、
あまり家の性能について詳しく聞いてくる方はいませんでした。
⑥オール電化かガス併用か?
「オール電化ですか?」はほとんどの内覧者から聞かれました。
ちなみにわが家はオール電化でした。
回答を聞いた内覧者からの反応は、
オール電化であることを喜ぶ方もいれば、
「ガスも使いたい…」と残念がる方、
「そうなんですね~」くらいのどっちでも良さげな方と、様々でした。
3.引き渡し条件に関する質問
①エアコンや照明は置いて行ってくれるか?
これは半数くらいの内覧者にやんわりと聞かれました。
「ご希望であれば、置いていきます」と答えると、皆さん嬉しそうにされていました。
ほとんどの方が「置いていってくれたらありがたいな~」な雰囲気で質問してくるなか、
「エアコン、照明、家具や家電みんな置いていってくれますか?」と堂々と聞いてきた強者もいました…
エアコンや照明は、売っても大した金額にはならないし、
わざわざ外して次の家に取り付ける工賃も地味にお金が要りますし、
置いて行ってくれるところが多いのではないでしょうか。
わが家も、エアコンと照明はすべて置いたまま引き渡しました。
こういったものも、いざ買うとなると意外とお金がかかりますから、ありがたいと思ってくれる人は多いようです。
②引き渡し時期はいつくらいになるか?
「もし購入した場合、引き渡しはいつくらいから可能ですか」という質問もありました。
内覧者が居住したい時期に出来る限り合わせてあげられると、
購入の可能性が少しでも上がるかもしれませんね。
4.売却理由に関する質問
不動産担当者いわく、
築浅物件の場合、「こんな数年で売るなんて何かあるはずだ・・・」と身構えている人が多く、
問い合わせの際には、真っ先に売却理由を聞かれるそうです。
そのため、内覧者たちは、
わが家に内覧に来る前から事前に、
不動産屋からわが家の売却理由を聞かされています。
ちなみにわが家が不動産屋に伝えたおおまかな売却理由は以下の通りです。
・利便性だけを求めてこの場所に家を建てたが、新興住宅地だったということもあり、周りは子育て世代が多い。
・私たち夫婦は子どもが苦手なため、子供たちとの交流や、毎日のように近隣の親子が家の前の道路で遊んでいること、たまに敷地内にまで入ってくることがストレスとなってしまった。
わが家の売却理由について詳しく書いた記事はこちら⇩
売却理由に納得した上で内覧に来ている方がほとんどのため、
内覧の際に、改めて直接わたしに売却理由を聞いてきたのは8組中2組だけでした。
まぁここまで聞かれないのは、理由が理由…というのもあるかもしれません。
「子どもが苦手」「子どもの声がストレス」「子なし夫婦」なんて事前に聞かされていたら、
内覧者側も話を振りにくかっただろうなと思います。腫れ物に触るような感じだったのではないでしょうか。
踏み込んだ質問をしてくる人は脈あり!?
売却活動をはじめて最初のころは、
内覧者の一挙一動に踊らされましたが、売却活動を終えて思うこと。
「一歩踏み込んだ質問をしてくる人が、購入を希望してくれるかといえばそうでもない」
です。
脈ありかと思えるようなリアクションをバンバンしてくれても、全然購入する気がない人はいますし、
リアクションが薄く、脈無しそうな方が突然購入を申し込んでくれることだってあります。
わたしは、内覧者の質問内容やリアクションをあれこれ考察して一喜一憂しちゃってましたが、
あまり当てにならなかったようには思います。
わが家は築浅物件でしたので、このような質問内容となりましたが、
物件の条件によっては、購入者のニーズも変わってくるでしょうし、質問内容はガラッと変わるのかもしれません。
これから築浅物件を売却予定の方の参考になれば幸いです。
内覧エピソードはこちらから⇩