2か月ぶりにきた内覧希望の連絡!
とにかく3か月を目標に売却活動を終わらせたかったわが家。
売れない流れを断ち切るために、
200万の値下げをして、
媒介契約の形態を変更し、
新たにもう一社の不動産会社と契約を結んだことで早速流れが変わっていきます。
価格や契約を変更した話についてはこちらの記事を見てね⇩
新たに契約を交わした不動産会社の担当者長谷川さんから、契約した2日後に連絡がありました。
「お客様のお家のエリアを希望されている方たちに売り込みをしたところ、
2組のお客様から内覧したいと連絡がありました!」とのことでした。
今回の内覧希望者は2組とも平日を希望されているようでした。
その日は私の仕事の日と被っていましたが、
2カ月ぶりの内覧を見過ごすわけにはいきません。
二つ返事でOKをして、その日は有休を使うことにしました。
わたしは、久しぶりの内覧連絡にかなり意気込んでいました。
野次馬根性炸裂!冷やかし内覧者現る
「内覧のたびに掃除をしたりするのも大変でしょう。」という長谷川さんの計らいで、
今回内覧希望をくれた2組は、
同日の午前と午後で時間帯をずらして内覧を行うことになりました。
午前中の内覧者は、60代くらいの女性ひとりでした。
最初の印象は、フレンドリー。
言い方を変えれば、少々馴れ馴れしいなといった感じの方でした。
毛玉のついたスウェットに、着古したようなデニムという服装で、
どう見ても部屋着にしか見えない格好でした。
そして家に入って早々、最初に内覧者が放った一言はこうでした。
内覧者「ここはどうして売るんだったっけ?
子どもがうるさいんだっけ!?
確かにここら辺はいっつもうるさいわよねえ!
ガハハッ」
私「・・・っはい!?!?」
私が驚き、長谷川さんの方を見ると、
長谷川さんは苦笑いしながら、
長谷川さん「○○さん(内覧者)は、この近くにお住まいなんですよ~。いい家があれば住み替えたいんですよね~」
内覧者「そうなのよ!」
どうやら近くに持ち家があり、
いずれは住み替えたいとのことで、
近隣に家が売り出される度に内覧に行っているようでした。
世間話がとまらない
そして、ここからは延々と世間話が止まりません。
「ここ昔は畑だったのよ、そしたらあっという間に何件も家が建っててなんたらかんたら…」
「この裏の○○さん知ってる?あそこの人は要注意よ。○○で○○だからうんたらかんたら…」
「あそこでも家が売られてて、そこはローンが払えなくなったかららしいわよー」
など、延々とご近所さんの噂話をされたり、
「旦那さんは何している人?」
「お宅は子ども作らないの?」
と、わが家のことも根掘り葉掘り聞いてきました。
その間にも、家中を舐めるように見まわして、すべての収納も開けて隅々までしっかり確認されました。
この後、わが家も噂話のネタにされるんだろうな…なんて思っていると、
内覧も終わるころにとどめの一言!
内覧者「きれいな家でしたっ!お金があればねえ~」
私・長谷川さん「・・・・・」
どう見ても、野次馬で見に来ただけに感じました。(買う気ないだろ!)
期待を胸に再始動をした私にとって、
これが再始動後初の内覧はあまりに悲しいものがありました。
これだけでは終わらなかった!野次馬内覧者再来!
内覧者と長谷川さんがわが家を後にした数分後、
ほっと一息つこうとソファに腰を下ろしたとき、
ピンポーン
とチャイムが鳴りました。
きっと長谷川さんだろうと思い、インターホンも見ずに玄関を開けました。
するとそこに立っていたのは、
先ほどの内覧者でした・・・・
私「・・・あれ。・・・何か忘れ物でもしましたか?(かなり動揺)」
内覧者「いくつか質問し忘れたから、良い??」
不動産屋と別れてから、一人で舞い戻ってきたようです。
私「あ、そうなんですか。何でしょう?」
内覧者「結構いっぱいあるから中入ってもいい?」
不動産屋もいないのに絶対家には入れたくない私は、咄嗟に嘘を繕って、
私「すみません。これから用事があって、もうすぐ外出するのでそこまで時間は取れないんです。質問はまた不動産屋に伝えてもらえれば、ちゃんとした回答できると思います。」
内覧者「そうはいっても大して時間は取らないんだけど!」
私「いえいえ、すみませんがもう出なきゃいけなくて、本日はありがとうございました~」
と優しく玄関を閉めて、話を終わらせました。
ちなみにその後、その内覧者から質問をいただくことはありませんでした。
多少はお客さんを選んで連れてきて欲しいな・・・という気持ちを長谷川さんに持ちつつ、
不安を抱きながら午後の内覧者に備えました。